2018年12月8日土曜日

ZONDA(C15)のフロントホイールを修理しました

昨年(2017年)のツール・ド・おきなわで落車・骨折しました。身体の方は勝手に治ったのですが、ポテチになったZONDAのフロントは1年ほどローラー部屋の片隅に放置しましたが勝手に治るわけもなく。このたび練習用バイクを1台増やすにあたってもうひと組、練習用のホイールが必要になったのでこれを復活させることにしました。

ZONDAはワイドリム(c17)に移行していてc15の新品はすでに販売終了してますので選択肢としては下記の3つになります。
  1. ZONDA(c15)の補修部品としてリムを取り寄せて交換
  2. ZONDA(c15)のフロントだけ探して購入(中古)
  3. 別のリムで組み換え 
1.はスポークがそのまま使えるのがメリットですがZONDAの補修部品のリムで新品のフロント・ホイールが買えると思い保留に。2.はオークションで探したみたのですがなかなか強気の価格設定ばかりでこれまた新品が(ry。今回はコストと自分でホイール組みたい欲から3.で行くことにしました。ZONDAのレコードハブがモッタイナイので活用したかったというのがイチバンの理由ですが。

純正補修パーツを使わないということは一般流通している手組みパーツで組み換えることととなるのですが課題が出てきます。
  1. ZONDAフロントが16Hということでこれに耐えるリムがあるのか
  2. ストレートプル・スポークの調達
1についてはもともとリムのあたりをつけていて、PAX CYCLEさんの特注16HのKINLIN XR-300にしました。組みやすさ・耐久性・重量のバランスから評判も良いですし、16Hでもスポークを太めにすればなんとか使えると踏んでの選択です。

2のストレートプル・スポークについても同じくPAX CYCLEさんでストレートプルスポークをバラ売りしているのは知っていましたので、送料その他を考慮し一緒に調達することにしました。

スポークの選定はコストや使用目的(練習用)、強度の面からSapim LEADER(2.0mm ブラック)とSapim RACE(2.0mm-1.8mm-2.0mmバテッド)から選ぶことにしたのですが、今回は用途(練習用)から安全方向に振ってLASERにしておきました。ニップルはDTのアルミ(シルバー)。色にこだわりはなしです。のむラボ的スポーク総断面積の計算ではZONDAオリジナルのエアロスポークとRACEはほぼ同等でイケる様な気もしましたので、同じようなことを考えている方はぜひバテッドに挑戦してみてください。

パーツはPAX CYCLEさんのネットストアで発注して2日ほどで到着しました。パーツが届くと重量計測をするのは自転車乗りの性(サガ)ですね。

リム(KINLIN XR-300)

スポーク(Sapim LEADER ストレートプル 16本)

 ニップル(DTアルミ 16個)

 今回PAX CYCLEさんで小分けのスポークプレップも一緒に購入しました。娘(3歳)が小分け容器のブタちゃんをエラく気に入りまして「開ける!これで遊ぶ!」と言い出して困りましたが、当分使い切る予定もないのでそのうち同じ容器を探して買ってこようと思います。
ブタちゃん(スポークプレップ)

そして組みました。


スポークテンションはParktool TM-1で120kgf強に調整しています。XR-300は16Hとは思えないくらい組みやすかったですが、スポークの番手が太いことやXR-300そのものの剛性や精度のおかげなのでしょう。あまり数を組んだことないのでよく分かっていません。

組み上がりの重量はレコードハブ自体がそんなに軽いわけでもない(110g強くらい)ため690gくらいになりました。乗った感じはごくごく普通です。修理の部品代も1万円弱で済みましたので満足行く結果になりました。

皆様のご家庭にポテチになったZONDAがありましたら修理の参考になると幸いです。