2012年5月28日月曜日

スポーツ性貧血について勉強してみる(1)

サイクルスポーツ選手としてトレーニングを積み重ねる上で避けて通れない話題の一つにスポーツ貧血があるとの事なのでメモ。エンデュランス・スポーツはその名の通り運動のために酸素が必要ですが、貧血はこの酸素を運ぶ働きが下がりますのでパフォーマンスに影響がでます。

自転車を含めたエンデュランス・アスリートは長時間の運動で大量の汗をかくが、この汗と共に鉄分が失われるのが一因の様です。


参考URL:
http://www.mental-tr.com/eiyou7/eiyouc1.html
参考書籍:
http://book.akahoshitakuya.com/b/4583038356

1.病理レベル(病気=当然パフォーマンスが低下)の貧血と、病理レベルではないがエンデュランス・パフォーマンスが低下する貧血(隠れた貧血)がある。
2.前者は血液中の鉄量(ヘモグロビン)の減少、後者は肝臓・骨髄等の貯蔵鉄量の減少レベルで発生する
3.貧血は貯蔵鉄→血清鉄→ヘモグロビンの順で進行する
4.血液中の鉄量はヘモグロビン濃度(He)、後者は血清フェリチンを測ることでわかる
5.血清フェリチンは一般的(健診レベル)では検査対象ではないのでオーダーして検査しなければならない

自分の過去の健康診断結果と当時のトレーニング強度(主観)を比較してみると以下のような感じになりました。概ね病理レベルでは"正常"の範囲にあるようですが、ローラーLTワークを始めたH22の秋以降にヘモグロビン濃度(Hb)が下がっている可能性ありです。


Hb (g/dl)赤血球数(万/μl)トレーニング強度
基準値(男子)13.8~15.8450~560-
H20.11.1315.1519
H21.10.2613.7470
H22.08.2015.1517
H23.06.3014.0483
H24.07.04???高?(美ヶ原直後)

なお長距離ランナー(=サイクル選手と言っても良いでしょう)としてのHbの期待値は15g/dl以上、トップ・アスリートでは16.5g/dlが目標とのこと。 血液的にもまだまだ頑張る余地がありそうです。

近いうちに現状把握のために血液検査(血清フェリチン含めて)受けてみようと思います。

対策編に続く?

2012年5月3日木曜日

2012年4月サマリ

今年の初レース(草津)は無事終わりました。

(1)いろいろ
FTP(オレオレ): 273W (前月比±0W)
Weight: 55.0~57kg
Time Riding: 34.7Hour
Distance: 839.7km
Work: 21385kJ
BikeSocre: 1974
L4 Time in Zone: 7.2Hour
L3 Time in Zone: 5.1Hour
LTS(=CTL): 65.7

(2)power to weight ratio変遷
2010.10.18 2.78W/kg
2010.12.06 3.43W/kg
2011.01.27 3.71W/kg
2011.02.20 3.99W/kg
2011.09.11 4.23W/kg
2011.11.20 4.26W/kg
2011.12.28 4.41W/kg
2012.04.22 4.96W/kg

(3)4月総評
2月下旬の落車の影響を引きずり4月頭時点でもLTSが60台前半と低調続き。
暖かくなって来たところでボリュームを稼ぎたかったところですが、草津対策としてワークアウトが強度重視となりボリュームは犠牲になりました。フィットネスが低い状態だったこととに加えて減量の影響もあったかな。2012年初戦のツール・ド・草津は無事目標(年代別入賞)を達成。怪我等々もありながらも冬季のトレーニングの成果が出せてよかった。

(4)5月プラン
次のレースはツール・ド・美ヶ原(年代別)です。激坂ヒルクライムは不得手(和田峠とか嫌い)なので美ヶ原に向けて特に減量や特訓はしないつもりです。
5月一杯までは疲労を抜くのと低調なLTSを引き上げる事を主眼にLSD~SSTでのベースビルディング期間に充てる予定です。