2013年1月22日火曜日

冬季のベーストレーニング


Huner Allenさん主催のPeaks Coachingプログラムに参考になるチャートがあったのでベーストレーニングについて考えてみるテスト。




多分のトレーニングメソッドと同様に大きく「BASE」「BUILD」「PREP」のフェーズに分かれていて(ここは普通ですが)、興味深いのがチャートの右半分で各フェーズでの狙いが整理されているんですよね。

BASE(期間: 12~16週)はA.ミトコンドリア強化、B.毛細血管発達、C.遅筋強化(Type IIx Fibre→Type IIa)をFORMする→LTでの出力向上!! というシナリオですね。

ではこれらを"効率良く"鍛えるには? Training and Racing with a Power Meter(Hunter/Coggan)によるとL4のAdaptationが一番お得(時間対効果が高い)とあります。でもL4って結構辛いしそんなに長くできないから…ということでwattageあたりでも少し弱め(L3~L4下)でもっと長時間やりましょう=Sweet Spot Training(SST)というトレンドですね。

トラディショナルなベースメニューであるLSD(L2)でも同様の向上は見込めますが時間対効果は低い分大量にこなす必要はあります。なので仕事や家庭で時間制約が大きいホビーライダーは比較的時間対効果が高い(かつソコソコの時間を稼げる)SST主体のベーストレーニングの方が適していると思います。もちろん大量にLSD(L2)やれる時間があるならそれで良いと思いますが。

2012年10月1日月曜日

まえばし赤城山ヒルクライム大会 レポート


沿道の声援が力になりました
昨年に続きゴール前にダンシングする余力が無い図

ツール.ド.草津との連携企画でまえばし赤城山ヒルクライム大会に参加してきました。

1:03:20(260W, 4.60W/kg), 年代別(男子B) 3位 ※パワーはタイムからの推定

目標は63分切りに少し届きませんでしたが表彰台にあがることができました。以下レポートです。

(1)機材
 レースバイクはCervelo R3 2010(Size 54)です。写真の仕様で6.0kg。
akghc仕様レースバイク

乗鞍仕様と一箇所を除いて変わらず。スプロケットは0yamaさんのブログを参考に書いた自作シミュレーション・プログラムの結果から選択しました。フロントシングル仕様(34T)、スプロケットが11-25T。フォースが高くなるというところも無くギア比はちょうど良かったと思います。

上の写真だと分かりにくいですが今回フロントのアウター側にインナー用36Tのチェーンリングを付けてあります。フロントシングル仕様の場合トップに変速した時に不意に外側にチェーン落ちしてしまうことがあります。ダブルだとFDやアウターチェーンリングが脱落をガードしてくれているのだと思うのですがシングルだと落ちしてしまうんですよね。前半の緩斜面でトップ付近を使用する場面があるので今回は多少の重量増(多分50gくらい)には目をつぶってチェーン落ちのリスクを回避しました。

(2)レース前
レース当日の起床は3:30。宿から駐車場の附属中学校校庭までは車で15分かかり4:45には駐車到着。車の近くにローラーをセットして5:00頃からアップをはじめます。下山荷物預かりの締め切りが6:15までなので短めに済ませました。「ウォームアップ、ファストペダル5x1分(re 1分)、L3上 5分、クールダウン」の計35分でしっかり汗をかきました。

 下山荷物預かり締め切りギリギリの6:10頃に荷物を預け男子Bの第4グループに並びます。余裕をかましすぎたため整列位置はD1グループの中程~後方です。遥か前方(D1先頭)に@shibazo_zoさんを望みつつスタートを待ちます。

(3)スタート~旧料金所(8.9km地点)
 スタートの号砲と共に集団はマッタリと進み始めます。赤城山はスタート地点の前橋合同庁舎から実際のタイム計測地点(上細井町交差点)まで数百mあるんですよね。マッタリ進行の集団の右側から前方に移動しようと試みますが、上細井町交差点前にたどり着いた時には集団先頭は遥か先に行ってしまっていました。

 前半は緩斜面が多いので脚の合う人と回して行きたいところ。そこそこのスピードで回しているパックをいくつか見かけますが単独走で追いつく位なので自分のペースからは遅すぎます。めぼしい相棒も見つからず独り淡々と走ることに。

 旧料金所手前からは斜度が7~8%の斜度が頻繁に出てきますが緩斜面が苦手な自分にとってはありがたい区間。旧料金所の通過タイムは22'20"と目標22'00"からするとまずまずのペース。

(4)旧料金所~姫百合駐車場(15.1km地点)

 ここは平均的に斜度があるのでわりと得意な区間。中盤以降は急斜面では頑張り緩斜面で少し抜く走りに切り替え、さらにはPEが高いため残り距離は考えないですぐ前方に見える選手を目標に淡々と走ります。13km地点あたりで見慣れたonecanジャージに追いつき隣に付けると@atsushi_hoshiさんでした。一声かけると「あのピンクのジャージが@shibazo_zoさんですよ」と教えてもらい一気に火が付きますw @shibazo_zoさんの背中を追いかけること1kmほどでなんとか追い抜きました。実はレース中の目標が先行する@shibazo_zoさんに追いつくことだったというのはここだけの話。

 姫百合駐車場の通過タイムは44'10"と目標43"30'から40秒の遅れ。63分切りが危うくなってきました。

(5)姫百合駐車場~ゴール(20.8km地点)
 最後の区間は斜度が緩くなるので意識して1段重めのギアを踏む様にしました。同じクラスの選手が落ちて来ることもなく引き続き淡々と登ります。 残り1.5km地点で去年も居たパフパフおじさん(と自分は呼んでる)が大声で応援していました。「ほらほら、あと少しだぞ~!」とハッパを掛けられ気合を入れ直しました。最後のヘアピンを抜けて残り600mの直線に入るとギアを掛けてラストスパート。ダンシングをする余力は無くシッティングで回しますが無常にも時計は63分を越えてなお刻々と進んで行きます。結局63'20"でゴールゲートをくぐりました。

ラストスパートの図(下っているように見えますが登りです)

レース中のGPSログはSTRAVAにあげてあるので良ければどうぞ。

(7)おまけ
 何か貰えるそうなので閉会式に参加することに。ニホランさんとマルヤマさんといった有名人と一緒に表彰され嬉しい半分、恐縮半分。


入賞者(3位)はこんなものが貰えるらしいですよ

まだ予定レースは残っていますが今シーズンはこれにて一段落です。

次回はJCRC第6戦です。今年一番の長距離(Zクラス)レースでどこまで行けるでしょうかー。

2012年9月13日木曜日

2012年 自分的レース・カレンダー

2012年のレース予定です。出場クラスは基本的にヒルクラ=年代別、JCRC=Zです。

※は日付未確定
(H)ヒルクライム、(R)ロードレース、(T)ツーリング・サイクリングイベント
3/24(土) T BRM324 200km 富士山一周(山梨) レポート
4/22(日) H ツール・ド・草津(群馬) 男子B 2位(レポート)
6/10(日) R JCRC第4戦(修善寺) Zクラス 9位(レポート)
7/1(日) H ツール・ド・美ヶ原(長野) 男子C 13位(レポート)
7/15(日) R JCRC第5戦(群馬) Zクラス 17位(レポート)
8/26(日) H 全日本マウンテンサイクリングin乗鞍(長野) 男子C 8位(レポート)
9/2(日) R JCRC特別戦(群馬) C2クラス 9位(レポート)
9/30(日) H 赤城山ヒルクライム(群馬) 男子B 3位(レポート)
10/21(日) R JCRC第6戦(群馬) Zクラス 33位
11/11(日) H 龍勢ヒルクライム(埼玉) DNS
12/2(日) H 箱根スーパーヒルクライム(神奈川)E未

2012年9月5日水曜日

JCRC特別戦 群馬CSC C2クラス レポート

初クラスレースは完走できました
ちょっと調子にのって先頭を引いてみるの図

5周, 48'46"821(195W), C2 9位
初めてのクラスレースで無謀(?)にもCクラスエントリーをした今回の目標は完走です(キリッ)。以下レポートです。

(1)コース
群馬CSCの6kmコース。いつものZとは異なり5周の短期勝負です。
(2)機材
乗鞍を終えてまたまたScott Addict R2に乗り換えです。前EURUS、後ろ手組PowerTapホイールで重さは7.8kg。フロントコンパクト(50x34T)、スプロケットは12-23Tでギア比にはちょうど良かったです。  

(3)レース前
群馬CSCに到着したのが6:10頃。すでに40台以上が駐車場待ちをしていました。通されたのは下の臨時駐車場。すこし遠いですね…
トイレと受付を済ませて試走(ウォームアップ)に繰り出します。今回は短期勝負ということもあり念入りに2周しました。

(4)レース
走りの方針は今回も短い登りはダンシング、心臓破りはインナーに落としてシッティングで脚(ふくらはぎ)を温存です。初クラスレースということもあり最後尾付近に整列します。
クラスレースは先導付きのローリングスタートなのでヘアピンを過ぎるまではマッタリ進行。しかし底からイキナリペースが上がってイキナリ虫の息。最後尾付近をヒラヒラ走ります。1回目の心臓破りの坂を越えてバックストレート~ホームストレートまで来ると集団も落ち着いた感じ。Cくらいのクラスになると周りの走りにも安心感があって良いですね。

2周目は心臓破りの坂で自然と前に出てしまってそこから半周ほど前を引くことに。ちょっと調子こいて無駄な脚を使ってしまうことに。その後も集団の中段あたりをヒラヒラ走ります。3、4周目は軽くアタックが掛かっても飛び出す人が居てもすぐに集団に吸収されるを繰り返してる感じで淡々と進行します。

最終周回(5周目)に入ると集団内で位置取りのための動きが出始めます。ヘアピン~心臓破り手前までで中段(20番手)あたりを走ります。スプリントが無い自分は心臓破りの登りで勝負するしかないなぁと考えつつ心臓破りに入ると右前方でアタックがかかります。懸命に踏み続けるも先頭には追いつかず10番手くらいでバックストレートに突入することに。ここでも位置取りが悪く前の選手の真後ろでドラフティングができずに少しずつ脚が削られて行きます。ラスト200mでスプリントだな~なんて呑気に構えていたら前のほうがロケットのように発射していってハイ終了。位置取りも悪く脚も残って無かったので腰を上げるまでもありませんでしたよっと。

クラスレースは短いのでキツイかなと思っていたのですが前回(第5戦)のZクラス11周回よりも平均出力が低いのは内緒です。

表1. 各周回のタイムとパワー

流石に心臓破りはZの時より速いですね。下り(平地)まったり登りガッツリということですね。データ的には5.5W/kg@1minが出せればとりあえずは集団についていけるのではないでしょうか。

表2. 心臓破りのタイムとパワー

 (5)雑感
クラスレースを走ってみてZクラス、クラスレースそれぞれの楽しさを実感できた様な気がします。ただクラスレースは勝負がかかるとちょっと怖いですね。怪我のリスクとどう向き合うか。自分が今後クラスレースを走る時の課題な気がしました。

(6) おまけ
特別戦の帰りに赤城山HCの試走もしてきました。土砂降り&向かい風でひどい目にあいましたがなんとか73分台で走れて満足してます。

赤城山HCのゴール直前でヘロヘロな図

2012年9月1日土曜日

全日本マウンテンサイクリング in 乗鞍 レポート


今年の目標が達成できたらしいですよ

今年のメインターゲットレース全日本マウンテンサイクリング in 乗鞍に参加してきました。

1:03:39.163(245W, 4.38W/kg), 年代別(男子C) 8位 ※パワーはタイムからの推定

目標は64分台と入賞(10位以内)でしたがなんとか達成できました。以下レポートです。

(1)機材
 レースバイクはCervelo R3 2010(Size 54)です。写真の仕様で5.9kg。

スプロケットは0yamaさんのブログを参考に書いた自作シミュレーション・プログラムの結果から選択しました。フロントシングル仕様(34T)、スプロケットが11-25T。ヘアピンのイン側を登る場面ではインナー・ローでもフォースが高くなってしまいましたがそれ以外ではちょうど良いギア比でしたね。


美ヶ原の反省をもとに今回はしっかりペーシングをすべくGarmin Edge500を導入しました。前述のシミュレーション結果からCP1(7km地点)とCP2(15km地点)の54分ペースで走った時の目安タイムをステムに貼り付けてあります。


(2)レース前
宿から乗鞍高原まで車で45分かかるので3:30に起床、4:00に宿を出発しました。運良く会場近くの駐車場に止められて5:30頃には会場のそれっぽい所に陣取ります。乗鞍では整列中にローラーをやるのがナウいらしいと風の噂で聞きつけてあったのでローラーを持込んでアップを開始します。L1 20分→ファストペダル 5x1分→L3 5分→L1 5分の計40分ほどで身体を暖めました。周りを見回すと数人がローラーでアップしていましたね。

スタート前には@atsushi_hoshiさん、@mariohirayamaさん、@ryu1_18さん、@shibazo_zoさん、@kazui_jpさんとご挨拶。お初(?)の@SokkoTaiiさんとはお互いの健闘を祈ってしっかり握手しました。

(3)スタート~CP1(7km地点)
 ターゲットタイムを出すためにはCP1(三本滝)までの勾配が緩い区間は集団で行きたいところ。そう思いつつスタートラインに並んだところ1列目をゲットできました。ピストルの合図とともに男子C 1パック目がスタート。今回はクリートキャ....ッチはなんとか出来ました。ギリギリセーフ。

 スタート直後から8名位がススッと前に抜けだして出ていきます。これには付いて行かないと集団効果が~と追いかけると8名の中に@mariohirayamaさんがいました。一声かけつつさらに先頭を追いかけます。2つめのヘアピン前で4番手となりあともう少しで先頭に追いつく、というところで3番手(ゼッケン1173)が付き切れを起こしてるではありませんか。1人で先頭にブリッジするか一瞬考えるもこの時点でもかなりキツくて無理に追いついても切れてしまうと判断して3番手の選手に「まわして行きましょう」と声をかけます。2人でローテを開始しますが6km地点で相方が脱落。ここからゴールまでの一人旅がはじまりました。

 CP1を過ぎた7km地点のタイムが18:50程度。54分ペースから若干遅いもののほぼ予定通りです。CP1ではアクエリアスを受け取って一口喉を潤しました。

(4)CP1~CP2(15km地点)
 CP1を過ぎると前にスタートしたEクラスの選手がワラワラと降ってくるので声をかけつつ抜いていきます。半分を折り返すかどうかのところでふと楽になりたい欲求がフツフツと湧いてきます。そんな自分に鞭打つべく気持ち良く回せると感じたギアから1段重いギアを踏む方針に。コレが後々アダとなるのですががが。 この辺でどなたか(確認する余裕ありませんでした。スミマセン)から「とらやさんがんばれー!」と声援を送って頂きヘロヘロながらガッツポーズで応えました。

 12kmあたりから左ふくらはぎに攣る予兆を感じ始めます。残り半分近くある状況でマズイなーと思いながらあまり左足を酷使しないように試みますが13kmすぎで一回目の足攣り。自転車の上でストレッチしたりしつつ騙し騙し踏み続けます。CP2地点で45分を越えたくらいでここまで64分ペースを堅守。ここでは水をもらって一口飲み込みました。

(5)CP2~ゴール(20.5km地点)
 CP2を過ぎ位ヶ原(森林限界を越えたあたり)で今度は右ふくらはぎが攣り始めます。ゴールまで左右ふくらはぎが完全に攣ってしまったらどうしたものかなぁとも思いましたが今踏まずしていつ踏むのだ、としばらく後遺症(肉離れ)が残る事を覚悟で踏み続ける事にしました。結果ゴールまでは完全に攣ることも無く踏み続けられたんですけどね。

 大雪渓に差し掛かると応援バスで上がってきたギャラリーが声援を送ってくれています。脚も呼吸もキツイけど残すところあと2km、悔いが残らないようにと気持ちペースアップ。残り500mあたりから下山組みが降りて来たのでコース左側を縫うように走ります。看板が300m、200m、100mと残り距離をカウントダウンするのを尻目にスパート。心臓が張り裂けそうに感じるも、踏む、踏む、踏む。 最後の左カーブでゴールだ…と思ったらヘロヘロになったライダーが左から斜行して来ます。「ぬぁぁくぁwせdrftgyふじこlp;」と言葉にならない声を発しつつもなんとか避けてそのままゴール。手元のGarminでタイムを確認すると63"40'40。目標タイム(64分)を切れたこととほぼ入賞確実だろうという嬉しさからこっそりガッツポーズしてしまいました。

ゴール直後(@ShibuyaMuseumさん提供)

(6)美ヶ原の反省点
 美ヶ原では反省しきりのレースだったのでわりと真面目に改善活動しました。事前の準備段階からレースは始まってるって事ですね。

【反省1】試走をするなりして事前にコースを把握しておきましょう
 ⇒7月末に試走合宿に参加。高所効果、コースの起伏やギア比の塩梅を事前に確認できました。
【反省2】雨の下りでCrono CS 8Barは危ない
 ⇒前日にレース・ホイールで試走を実施。路面状況や天候から前後8.2Barで問題ないことを確認。
【反省3】Cateyeの安いサイコンはペーシングの役にたたなかった
 ⇒Edge 500を導入したことによりペース管理が格段にやりやすくなりました。

(7)おまけ
 何か貰えるそうなので閉会式に参加することに。優勝者以外は壇上では名前の紹介のみで賞状と副賞は下壇してから係員の人に手渡されましたよっと。

入賞者(4~10位)の副賞(でもNORI CLIMBERって…)

次回はJCRC特別戦です。いきなりのCクラスエントリーですが完走できるのでしょうかー。

2012年8月5日日曜日

JCRC第5戦 群馬CSC Zクラス レポート

クリートキャッチはお早めに
第3集団についていくの図(3番目あたり)

15周, 2゜39'37"(200W), 17位

今回の目標はメイン集団でのゴールでしたがスタートでバックアタックをかましてイキナリ最後尾。メイン集団に追いつくこと無く15周してきましたよっと。以下レポートです。

(1)コース
群馬CSCの6kmコース。前半は下り基調の先のヘアピン、後半心臓破りに向けた登り(0.4km,標高差28m)がこのコースのハイライトです。

(2)機材
Scott Addict R2です。前後トレーニング用手組(PowerTap付き)で重さは7.8kg。
フロントコンパクト(50x34T)、スプロケットは12-23Tでギア比にはちょうど良かったです。

(3)レース前
いつものトランポ(レンタカーのボンゴ)で群馬CSCに到着したのが6:00頃。月夜野ICを下りると夜半に雨が降ったらしく路面が濡れています。第1区分のZクラスはウェットコンディション決定でした。
トイレと受付をさっさと済ませて試走(ウォームアップ)に繰り出します。ウェット路面状態を確認しつつ登り区間ではダンシングを織り交ぜて身体を暖めます。1周目を終えた時点でまだ時間はありましたが後で嫌ってほど周回することになるので試走は終了することにしました。

(4)レース
Zは序盤に激しく中切れが起きるので前から3列目くらいに整列します。スタートの号砲と共にクリートキャッ…チできない! なんとか嵌めなければと焦るうちにどんどん抜かれていき、クリート嵌められた時には集団は前方に行ってしまっていました。そこから1周LTペースで追いかけて集団に連結するも中切れを起こしていて、そこからさらにブリッジをかけなければならない状況。結局2周目エンドで集団復帰は無理と判断して踏むのをやめました。

踏むのを諦めた時ちょうど周りに脚が合う人が居たので「まわしましょう」と声をかけてローテを開始します。さらに数人を巻き込んで6人ほどの第3集団を形成しました。ふくらはぎの攣り防止のために短い登りはダンシングでこなす事を信条に淡々と回します。しかしこの集団は人によって速いところとそうでないないところがハッキリしていて結果的にお互い脚を削りあう形に。周回を重ねる度に人が減っていって最終周回には3人になっていました。もう少し声を掛けあってカバーしあっても良かったですね。

 表1. 各周回のタイムとパワー

ラップタイムの推移を見ると始め2周過ぎまで集団を追いかけて踏んでますが4周目からカクっと落ちてますね。全体的にタイムの割に平均パワーが高く集団効果が低かった事を表しています。15周目でさらにガクッとタイムが落ちてますがほぼ単独走行になったためでタレたんじゃないからねっ!!

表2. 心臓破りのタイムとパワー

最初はあげすぎ(5.5W/kg)ですしラスト5周は4.5W/kgも維持できずにタレタレですね、ハイ。

(4)雑感
先頭集団ゴールが目標でしたがスタート直後に切れてしまい結局追いつくことができませんでした。次線に向けてはクリートキャッチの猛特訓をしようと思います。それはそうとクリート嵌らなくてもとりあえず走ればいいじゃないと数日後に気がついたのは収穫でしょうか。
それから登りをシッティングのみでなくダンシングを織り交ぜて走ることで、レース全般でふくらはぎが攣ることもなくマネージ出来たのは収穫でした。



次回は全日本マウンテンサイクリング乗鞍、通称「乗鞍ヒルクライム」です。今年一番のターゲットレースで年代別のどこまでいけるのでしょうかー。

2012年7月21日土曜日

ツール・ド・美ヶ原 レポート

雨の下りは怖かったです

人生初のメジャーヒルクライムレースツール・ド・美ヶ原高原自転車レースに参加してきました。

1:10:20.741(240W, 4.28W/kg), 年代別(男子C) 13位 ※パワーはタイムからの推定

目標は10位入賞くらいならと漠然と参加したところビミョーに届かない成績になりました。

(1)機材

 レースバイクはCervelo R3 2010(Size 54)。ホイールはzipp 303(TU)で重量は6.1kg。最終区間に下りもあるため今回はフロントダブル仕様(50x34T)でスプロケは激坂用11-28Tです。

事前にギア比をシミュレーションしていったので激坂区間でギアが足りないという事は基本的にはありませんでした。キツイところはダンシングでしのいだし。

(2)トランポ
たまには違う話題など。
今回もN野くん夫妻(予定)と我が家夫婦の4人でレンタカー同乗です。借りたのはミニバンの日産セレナ。後部座席を畳んだスペースに前後輪を外したバイクを逆さまに置いて、あとの荷物は空いたスペースに詰め詰め。

 
 ローラー台も載せてもこの程度なのでバイクはもう1台くらいは入りますね。ちなみにもう1クラス小さいストリームクラスだと2人+バイク2台でやっとです。

(3) レース前
 起床は4:00。朝ごはんにパンと水を食します。それから着替えて4:45にホテルを出発、5:00に本郷小学校駐車場に到着。自転車を組み立てローラー台でウォームアップを始めます。ファストペダル3本を含む60分L1で終了。ウォームアップが終わった7時頃から雨がポツポツと落ちてきました。

自分は男子C 5パック中の4パック目。最初の激坂で混雑必至ぇ。自転車を並べになったところほぼドンケツ。 雨が強くなってきたので野球場のロビーで雨宿り。

(4) レース
すみませんがここから箇条書き。
・激坂区間は34x28Tで丁度良い感じ
・激坂超えてからは心肺や脚が辛いというよりは腰が痛かった
・ゴール前の下りは雨、霧、横風が怖くて攻められず

・ゴール手前はでW辺さんに豪快に抜かれた

(5)反省点
調整レースとか言いながら不本意な結果だったため真面目に反省します。
・試走をするなりして事前にコースを把握しておきましょう
・雨の下りでCrono CS 8Barは危ない
・Cateyeの安いサイコンはペーシングの役にたたなかった

次のレースはJCRC第5戦 群馬CSC(Zクラス)です。